眼瞼下垂

眼瞼下垂について
眼瞼下垂症とは、上瞼を挙上(開瞼)するときに働く上眼瞼挙筋の力が弱いため、またはこれが瞼板(軟骨)に付着する手前の腱膜が伸びて上瞼が十分に開かず、眠い瞼になってしまうものです。眼瞼下垂の原因としては先天性、老人性(これが最も多い)、コンタクトレンズによるもの、外傷性(動眼神経麻痺)などがあります。眼瞼下垂症に対する手術は、上眼瞼挙筋の働きを補充するもので、上眼瞼挙筋の部分切除ないしは縫縮が一般的です。
期待できる効果
上瞼の開眼の改善により、視野が広がります。
健康保険の適用
眼瞼下垂症は当院では自費診療となります。
症例写真
case1
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Before
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After
所要時間 | 60〜90分 ※カウンセリング時間除く |
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痛みと麻酔 | 麻酔:局所麻酔 |
ダウンタイム | 上瞼は1〜2週間、腫れています。自然になるには3ヶ月かかります。 |
術後のメイク・洗顔 | 上眼瞼を除けば、翌日から洗顔もメイクも可能。 |
シャワー・入浴 | 当日からシャワー可能、入浴は抜糸が済んでから。 (手術後4~5日) |
禁忌、注意事項 | これらの手術法はいずれも下方視(下を見ること)の動きを制限する方法で、特に前額吊上げ術においてはこれが強く出ます。従って重症例でかつ片側性の場合、左右の上まぶたが同じように動くことは期待できません(但し軽度の眼瞼下垂症では、左右差はほとんど分かりません)。 また程度が強い場合は、正面視においても多少は開瞼が不十分(眠い眼)になってしまう場合もあります。従って上方視ではなおさら眠い眼になってしまいます。このような場合に、正面視や上方視の開瞼度合いを優先しますと、下を向いた場合に黒眼の上に白眼が出てしまい(三白眼)、相手に奇異な感じを与えてしまいます。また就寝時に黒眼(角膜)が露出し、乾燥性角膜炎により角膜に傷が付いてしまいます。 |