わきの下には、「アポクリン汗腺」と「エクリン汗腺」の2種類の汗腺があります。多汗症は、発汗時に必要以上の汗が出てしまい、症状の程度によっては日常生活のさまざまな場面で支障をきたします。ワキガの臭いは「酸っぱい」、「生臭い」、または「古いチーズのような臭い」、「鼻にツンとくる臭い」と感じる人がいたりと、その臭いはさまざまです。
ワキガの原因:アポクリン腺
臭いのもととなる汗を分泌する汗腺。アポクリン腺から出てくる汗は、脂肪分や尿素などの様々な物質を含みます。分泌後、時間が経つと皮膚の雑菌(皮膚常在菌)の働きで分解され、臭いの元に変化します。
多汗の原因:エクリン腺
運動直後等に、「汗」を分泌する汗腺。分泌された直後はサラサラととしており、無色・無臭。わきの多汗症の場合、エクリン腺の数が多く、働きも活発です。
method of treatment
当院では2種類の治療方法/保険での処方から選択頂けます
ミラドライは2018年6月に「マイクロ波による腋窩多汗症治療機器」として、厚生労働省から正式に承認を受けています。マイクロ波を皮膚の上から照射し、その熱により汗腺を破壊するため、皮膚を切らずに半永久的な治療が可能です。手術と違いダウンタイムも最小限に抑えることが出来ます。
汗腺を取り除くわけではないため、永続的な効果はありませんが、1回の施術で、3~4ヶ月間は汗の量を抑えることができます。
当院は厚生労働省承認のボツリヌストキシン製剤で安心・安全・高品質でお客様満足度も非常に高いです。
Flow
ミラドライは多汗症やワキガを『切らずに治療する』という画期的な治療方法です。マイクロ波のレーザーを患部にあてて、多汗症やワキガの原因となる汗腺を破壊する治療方法です。特殊な冷却装置で患部を冷やしながら施術を進めるため、ヤケドなど肌の炎症を起こすリスクが少ない点も特徴です。肌表面、内部組織どちらにも最小限のダメージで施術ができ、安全性の高い治療方法と言えます。
手術のように傷跡が残らず、さらに1日で治せることからミラドライによる治療を選択する人が増えてきました。破壊した汗腺は戻らないため、一度治療をしてしまえば半永久的な効果が期待できます。そのため、何度も病院に通う必要がなく、大幅な時間の節約になります。
ミラドライは、厚労省の薬事承認を得ています。保険適応外の治療となります。
所要時間 | 150分程度かかります。 ※カウンセリング時間は除きます。 |
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痛みと麻酔 | 局所麻酔を注射するので、痛みは感じません。 |
ダウンタイム | わきの下の腫れは、1週間程度で徐々に改善します。 照射部位の内出血は、1週間程度で徐々に改善します。 わきの下の痛み、違和感は7~10日程度で徐々に改善します。 腫れが引くまでは、運動や重いものを持ち運ぶことは避けてください。 腫れが引くまでは、飛行機に乗ることや、山登りを避けてください。 |
シャワー・入浴 | 当日からシャワー浴が可能です。入浴は治療後数日間避けてください。 |
治療間隔 | 基本的には1回で治療完了ですが、2回目の照射を希望の場合は少なくても3か月以上あけてからとなります。 |
禁忌、注意事項 |
次のような方はご相談ください。
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合併症などのリスク | ごくまれに、熱傷、治療部位の硬化、膿瘍、感染を起こす可能性があります。 |
ミラドライ(両脇) | ¥385,000 |
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ミラドライ(2回目) | ¥165,000 |
ボツリヌストキシンA(A型ボツリヌス毒素製剤)を筋肉に注射し、 一時的に麻痺させます。表情筋に注射すれば、笑うなど表情を作った時の しわが軽減できます。噛み合わせる咬筋(エラの筋肉)に注射すれば、エラ張りを軽減することができます。また、腋窩の汗腺周囲に注射すると、 汗腺を一時的に麻痺させ汗の量を減らすことができます。 効果は、注射後1~2日で出現し、3~6ヶ月持続します。
当院で使用しているボトックスビスタは厚労省の薬事承認を得ています。保険適応外の治療となります。
所要時間 | 10〜15分程度かかります。 ※カウンセリング時間は除きます。 |
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痛みと麻酔 | 痛み:注射時の痛みがあります。 |
ダウンタイム | ダウンタイムはほとんどなく、すぐに通常の日常生活が送れます。注射した部位は、3日間もまないで下さい。 |
シャワー・入浴 | 当日からシャワー浴が、翌日から入浴が可能です。 |
治療間隔 | 3~6ヶ月が目安となります。 |
合併症などのリスク | まれに内出血が生じることがあります。 |
脇ボトックス(100単位) | ¥132,000 |
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原発性局所多汗症/原発性手掌多汗症に対する保険適応の治療薬の中から症状に合わせて処方しております。
日本発の保険適応の原発性腋窩多汗症用の外用薬です。
一日一回両脇にゲルを塗布することで、アセチルコリンが汗腺を刺激するのをブロックし、発汗を抑えます。
原発性腋窩多汗症の外用薬としてはエクロックゲル(ソフピロニウム)に次いで日本で処方できるようになりました。ラピフォートワイプは1日1回両脇にシートで塗布します。
交感神経からの汗を出す指令をエクリン汗腺が受け取れないようブロックすることにより、発汗抑制効果が期待できる薬です。
日本初の原発性手掌多汗症治療剤として2023年3月に承認を受けて処方が可能になった手汗用の治療薬です。1日 1 回就寝前に両手に塗布することで効果を発揮し、12歳以上の方に処方が可能です。
これまで手汗で悩まれていた方は、一度ご相談ください。
Access
当クリニックは専用の駐車場のご用意はございません。
お車でお越しの際は一般コインパーキングのご利用をお願いいたします。